― 色調補正 ―色相・彩度
色相・彩度とは
「色相・彩度」機能ではトーンカーブで行うような階調のコントロール以外は、ほとんど全ての色のコントロールが行えると言われています。色相・彩度・明度をそれぞれのスライダで調整します。
- ポイント: トーンカーブとの組み合わせで使用するのが基本とされていますが、その際無彩色部分に色がつくことを避けるためトーンカーブでグレーバランスを整えてから「色相・彩度」機能を使用するとよいでしょう。
画像全体の色を変える
「マスター」モードで「色相」を調整することで変化をもたらします。特殊効果を求める場合に使用することが多いです。
個別色の色を変える
色を指定したモードで「色相」を調整することで、指定した色の範囲だけ色を変える変化をもたらします。個別色を変えることで画像の印象を大きく変えることが出来ます。
- ポイント: さらに、トーンカーブと組み合わせて画像データの偏りを調整する時にこの方法を使用すると、より精度の高い補正作業を行えます。
画像全体を鮮やかに見せる
「マスター」モードで「彩度」を調整することで変化をもたらします。自然の色などが、撮影によってイメージより地味な画像になってしまった場合に使用します。
- ポイント: 通常は+15前後で十分だと言われていて、あまり上げ過ぎると、彩度が飽和してトーンが乱れてしまいます。
個別色の彩度を上げる
全体に彩度を上げると、十分な高彩度な部分も高くなってしまうので、飽和してしまいます。そこで、低彩度な色を指定して彩度の調整を行うことで解消します。